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シリアスゲームプロジェクトシンポジウムを開催

date:2010.3


2009年度の成果発表として、「産学官連携によるシリアスゲーム制作の可能性」と題したシンポジウムを開催しました。
初年度の取り組みとして行った環境テーマのゲーム4作品の報告、オランダユトレヒト芸術大学よりユルン・ファン・マストリヒト教授を迎えての基調講演や産学官の各分野から代表者を招いたパネルディスカッションを行い、100数名の参加がありました。また会場には来場者が自由にプレイすることができるよう、成果物のゲームの展示も行いました。



<基調講演>

ユトレヒト芸術大学アート・メディア&テクノロジー学部 ゲーム&インタラクションデザイン研究部門長・教授 ユルン・ファン・マストリヒト氏が、『ユトレヒト芸術大学における産学官ゲーム制作への取り組み』と題した講演を行いました。
2000年に入り、コンピュータベースのシリアスゲームが主流となる前から、コンセプトとして存在していたボードでのシリアスゲームの紹介に始まり、シリアスゲームにとってとても重要な"モチベーションをどうやって継続させるか""もっと理解しやすくするために"を満たすデザインアプローチについて紹介頂きました。

ゲームの提供方法も今では様々です。現在のゲーム産業がリスク回避の為にコンセプトのリサイクルばかりを行い、革新的分野となってない点を挙げ、リスクばかり気にして革新的な方向へ進まなければ、ゲーム業界全体も恐竜のように絶滅の危機に陥ってしてしまうとの提言も頂きました。

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<プロジェクト紹介・成果発表>

シリアスゲームプロジェクトが発足した経緯や事業体制の紹介を行った後、学生で構成された3チームと有限会社エレメンツのチームによる、制作ゲームのプレゼンテーション、デモンストレーションが行われました。

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<パネルディスカッション『産学官連携によるシリアスゲーム制作の可能性』>

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各分野での「ゲーム」に対する認識や扱われ方の違いについて、産学官のパネラーそれぞれが自由に意見を述べ、大いに盛り上がりを見せましたが、改めてシリアスゲームの持つ可能性をお互いに再認識することができました。来場者に行ったアンケートでも多くの前向きな評価、提案を頂き、この分野に向けた大きな期待を感じ取ることができました。
次の成果発表の場では、さらに産業化というフェイズにおいても踏み込んだ報告ができるよう活動していきたいと思います。


2009シンポチラシ.pdf

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GFFアドバイザリーⅡ

date:2009.12


企画決定段階とβ版完成段階の2回、GFF各社の代表者さまに評価アンケートの実施を行いました。β版の試遊会では実際にゲームをプレイしていただき、具体的なアドバイスを頂きました。まず触ってみたいと思わせるゲームの魅力や、チーム間でのコミュニケーションの取り方など、業界で活躍されている各社からのコメントはどれも、各チームメンバーにとって大きなモチベーションとなりました。

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GFFアドバイザリーⅠ

date:2009.11


GFFの加盟企業である株式会社D.A.Gより、3DCGに関する技術的アドバイスを頂きました。
同社はCGを使用した映像制作を得意とする会社で、ゲームやコマーシャルなど、幅広い方面で活躍しています。学生の質問に対する技術的なアドバイスは勿論、これまでの経験をもとにした注意点をわかりやすくお話して下さいました。また、プロとして真剣に仕事に取り組む姿勢や、こだわりなど、普段目にすることのできない会社の雰囲気を直に体感でき、とても貴重な体験となりました。

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